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◆スプリットホライズン

スプリットホライズン


 ディスタンスベクタ型のルーティングプロトコルは、どうしてもネットワーク全体に経路情報が行き渡るのに時間がかかってしまいます。これをコンバージェンスの問題と言います。

 正常な状態が恒久的に変化しないネットワークであれは、問題ないのですが、障害などでネットワーク構成が変化した場合に、ルーティングループの問題が発生します。

そもそも、なぜ、ルーティングループが発生するのでしょうか?

ルーティングループが発生する過程を見て行きます。

ネットワーク1の障害を検出したRouter_Aは、Router_Bにネットワーク1への経路がなくなったことを通知します。


 その後、間もなく、Router_Dは、定期更新で、Router_D(自分)を経由すれば、ネットワーク1に到達できるという情報(Router_D→Router_C→Router_A)をRouter_Bへ送ります。


 Router_Bはネットワーク1への経路がなくなったのではなく、Router_Dを経由すれば、ネットワーク1に到達できると勘違いしてしまいます。

 そして、ネットワーク1へ到達できない経路情報であるにもかかわらず、Router_Bは、Router_Aに、この情報を通知してしまいます。


その結果、間違った経路情報を学習してしまうことで、ネットワーク上でループができあがってしまいます。



なぜ、ルーティングループが発生してしまったのか、気づきましたでしょうか?

Router_Bは、ネットワーク1への経路情報をRouter_Aから教えてもらったにもかかわらず、Router_Aに教えています。

Router_Aに教えてもらったネットワーク1への経路情報をあえて、教える必要があるのでしょうか?

Router_Bが余計なことをしたばっかりに、ルーティングループが発生しています。

 今回は、Router_Bに注目しましたが、ネットワーク1への経路をRouter_Bから学習したのであれば、Router_Dについても同様なことが言えます。

教えてもらった経路情報を教え返さなければ、この問題は、そもそも起こらなかったはずです。

スプリットホライズンとは、一言で説明すると

「教えてもらったことを教え返さない。」

ことです。

とても単純なメカニズムですが、この動作が効果的にルーティングループを防いでくれます。
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