◆secure アドレスの設定(mac-address-table secure) |
secure アドレスの設定(mac-address-table secure)
送信元MACアドレスを指定したインタフェースに関連付けたい場合は、グローバル設定モードで「mac-address-table secure」コマンドを使用します。
このコマンドを使用することにより、登録した送信元MACアドレスを持つ端末だけしか、指定したポートに接続できないようにすることができます。
Switch(config)#mac-address-table secure <宛先MACアドレス> <ポート番号>
vlan <VLAN番号>
ネットワーク構成を下の図のように構成し、「mac-address-table secure」コマンドを検証してみます。
設定が完了するまでは、「f0/1」ポートのケーブルは、外しておきます。もたもた設定しているうちに、secureアドレスを学習してしまうことがあるからです。
ここでは、セキュアアドレスとして、PC1のMACアドレスを登録します。記憶できるMACアドレスを1つに限定することで、PC1以外のMACアドレスを持つ機器との接続を禁止します。
◆ポートセキュリティを有効にする
ポートセキュリティを有効にするには、適用したいインタフェースの設定モードで「switchport port-security」コマンドを実行します。
Switch(config-if)#switchport port-security
◆最大接続数を変更する
最大接続数を変更するには、「switchport port-security maximum」コマンドを使用します。
Switch(config-if)#switchport port-security maximum <数>
◆スイッチの設定
送信元MACアドレスには、PC1のMACアドレスを登録します。
あらかじめ、PC1のMACアドレスを調べておきます。
送信元MACアドレスをVLAN1に所属するポート「f0/1」に関連付けます。
Switch(config)#mac-address-table secure 0018.f323.20b5 f0/1 vlan 1
Switch(config)#int f0/1
記憶できるMACアドレスの数を1つに制限します。これで、登録したMACアドレス以外からの接続を禁止できます。
Switch(config-if)#port security
Switch(config-if)#port security max-mac-count 1
設定が完了したら、「f0/1」にケーブルを接続します。
それでは、PC1からPC2にpingをしてみます。
Pingは、通ります。
PC1をスイッチから取り外し、違う端末(PC3)を接続します。
それでは、PC3からPC2にpingしてみます。
pingは、失敗します。
「mac-address-table secure」コマンドを使用すると、登録した送信元MACアドレスを持つ端末だけしか、指定したポートに接続できないようにすることができます。
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