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◆pingと拡張ping

標準pingと拡張ping


 リモート機器との接続性の確認に「ping」コマンドを使います。Ciscoルータでも、もちろん、「ping」コマンドが用意されています。「ping」コマンドは、ICMPのエコー要求とエコー応答を利用して、リモート機器との接続の確認が行える手軽なコマンドです。

IOSで用意されているPingには、標準Pingと拡張Pingがあります。

以下のネットワークの構成で、「ping」コマンドを確認してみます。



標準ping


 標準Pingは、ユーザモードでも特権モードでも、どちらでも使うことができます。「ping」コマンドを実行すると、コマンドが実行された送信元のルータから、ICMPエコー要求のパケットが相手先に送られます。宛先デバイスが、ICMPエコー要求を正しく受信できた場合、送信元に対してICMPエコー応答を返します。

Router#ping [宛先IPアドレス|宛先ホスト名]

「ip host」コマンドで、ホスト名とIPアドレスのマッピングができていれば、ホスト名を指定したpingも可能です。

Router_A#ping 172.16.4.1

Type escape sequence to abort.
Sending 5, 100-byte ICMP Echoes to 172.16.4.1, timeout is 2 seconds:
!!!!!
Success rate is 100 percent (5/5), round-trip min/avg/max = 56/59/60 ms
Router_A#

 エコー要求のパケットは5つ送られ、成功したレートをパーセンテージで表示してくれます。上の実行結果だと、5回とも成功しているので、100%と表示されています。

 出力の「!」は成功を意味します。失敗した場合は、「!」以外のメッセージが表示されます。表示されたメッセージを分析することにより、問題がどこにあるのかの手がかりを知ることができます。

●Pingの応答メッセージ
表示文字 意味
! 成功
. タイムアウト
U 到達不能
Q 宛先が輻輳中(送信元が消滅)
? パケットタイプが不明
& パケットの有効期限が超過

「ping」コマンドの実行を途中で中断したい場合は、「CTRL + SHIFT + 6」キーを同時に押すことで中断できます。


拡張ping


 拡張pingコマンドは、特権モードでしか使用できないコマンドです。パラメータを指定することで、送信元のIPアドレスを変更したり、パケットのサイズの変更などができます。

特権モードから「ping」と入力して「Enter」キーを押します。

Router#ping[Enter]

後は、パラメータをどうするのか質問されます。質問を最後まで答えるとPingコマンドが実行されます。

Router_A#ping[Enter]
Protocol [ip]:  ← [ ]内の値は、デフォルトの値です。
Target IP address: 172.16.4.1  ← 宛先IPアドレス
Repeat count [5]: 10  ← リピート回数
Datagram size [100]:  ← パケットサイズの指定
Timeout in seconds [2]:  ← タイムアウトまでの待機時間
Extended commands [n]: y  ← 詳細条件を指定する場合は、ここを「y」にします。
Source address or interface: 172.16.1.1  ← 送信元のIPアドレスの指定。
Type of service [0]:
Set DF bit in IP header? [no]:
Validate reply data? [no]:
Data pattern [0xABCD]:
Loose, Strict, Record, Timestamp, Verbose[none]:
Sweep range of sizes [n]:
Type escape sequence to abort.
Sending 10, 100-byte ICMP Echoes to 172.16.4.1, timeout is 2 seconds:
!!!!!!!!!!
Success rate is 100 percent (10/10), round-trip min/avg/max = 56/58/64 ms
Router_A#

リピート回数を増やしたり、送信元IPアドレスを変更できるのは便利です。ネットワークを構築して、検証する上でとても役立ちます。
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